企業の戦略

NHK経済ワイドvision eで紹介されたいました、宮城県気仙沼の町工場の挑戦の話でした。

気仙沼で代々受継がれた造船工場が、造船の技で陸にあがり建築界に新風をおこした。

曲線のデザイン、建築業界だとすごい値段になる。
造船技術なら出来るのではないかと思い、高橋工業に相談したら、かなり自由な曲線が安く作れることがわかった。

なんでこんな事できなかったの普通だろうと船の常識は、建築では非常識だった。非常識を知ったこと自体、ある意味でチャンスであった。

造船会社が生き残りをかけて陸に登り、船造りの技で、建築デザインの世界に新風を吹き込んだ。

当たり前と思っていたことが、違った世界では素晴らしい技術であることに気づいた。こんな事って他にもあるでしょうね。いつもアンテナは広く上げておくべきですね。

お知らせ:2月2日(火)18時から20時 ITビジネスプラザ武蔵でIT相談(無料)があります。

相談担当を行います。気軽にご相談ください。お待ち井しています。
 

今年最後のブログは、

今年一番に響いた言葉です。

ファーストリティリング会長の柳井正さんが、NHKのビジョンeに出演されたときです。

世界の中ではまだまだ売上げ規模が小さすぎる目標は世界一、売上げ6800億円、2020年には約7倍の5兆円を目指す。

欧米、アジア、中国で3兆円、日本1兆円、その他1兆円、カギは海外での成長、日本式接客で成長戦略を狙う。

全社員に行き先を明確にしなければいけない。(売上5兆円で世界市場に行くということを)

経営とは、自分たちで希望(目標)をつくって、全社員にそこに行きましょうということを伝えなければいけません。全社員一人一人が経営者の気持ちになってほしい。

最後に「いい加減じゃなくてはだめ、いい加減じゃないと夢がない」、「おもった人だけが成功できる」

経営トップは、夢を語ることは必ず必要です。そして行き先を明確にする必要があります。成功できるとおもった人が成功するのだと思います。

来年は、「おもった人だけが成功できる」でやってみます。 

MICEビジネスについて

先週の月曜日は、MICEビジネス普及セミナー「コンベンションからMICEへ!~視点を変えた先にみえるものMICEビジネスに掛ける地方都市の挑戦~」
石川県、金沢市にとってのこれからのビジネスのかたちかなと感じました。

MICEはマイスと呼びます。

Meeting:経営会議、販売会議、全国支店長会議、研修会
Incentive:報奨旅行、顧客招待会、FCオーナー会議、新商品発表会

Convertion/Congress:学術会議、国際会議
Exhibition/Event:展示会、イベント、まつり

いままでは、CEが中心に誘致を行っていましたが、これからはMIで地方都市に来てもらう様にプログラム(コンテンツ)を準備しておくことが大切になります。

MIは事業(会社)が対象、CEは参加者(個人)が対象です。
MIの場合、旅費、宿泊費は会社が負担し、個人の財布は緩くなる。また年間の予算、スケジュールが決まっていて計画的である。そして、経営課題を解決ためのプログラム(コンテンツ)が準備してあれば、リフレッシュ+研修(経営課題解決)が可能になります。

研修(経営課題解決)のプログラムを充実していけば、MICEビジネスが成功するように思います。

金沢に来られる外国人は、英、独、仏が多く、歴史的な建造物や伝統工芸に興味を持って来るそうです。そして、東京は行った、京都は行った、横浜、北海道、福岡は行った、次はどこに行こうか迷っているそうです。

MICEビジネスを取り組むにあたり、来てほしい方はだれか、なにを見てほしいのか、どんなプログラムがあるか、ターゲットがはっきりして、そのターゲットに発信されているかをきちんと整理する必要があるように思いました。
 

ターゲットを絞った戦略

HNK経済羅針盤より

楽しいデザインが女性に人気インテリアショップFrancFranc(フランフラン)の高島郁夫社長がゲストでした。直近の半年間の対前年売上げ20%の伸び率をキープしています。この時期凄いですね。

顧客のターゲットは、都会、一人暮らし、前向きな25歳、女性という的を絞った戦略をとっています。

職場は自由に発想してもらうために自然をイメージ、床はグリーンで、柱は木の幹になっています。打合せのテーブルは卓球台です。

Googleの職場もこんな感じでしたね。

「お客様がお店に何を求めているかを考えた時に、やはり楽しさやワイワイどきどきをお客様は求められるので、楽しんで商品を作らないとだめ」
「楽しければモノは売れる」 お店で楽しいモノを売っていますか?

「見え方次第でモノは売れる」
お店の模様替えは月1回、店に入った瞬間に「わー」と思えるかどうか。そして、ワーと驚く見せ筋商品と買ってもらう売れ筋商品が必要です。

「楽しければモノは売れる」、「見え方次第でモノは売れる」は、FrancFrancショップ運営のノウハウですね。

事務所があります名鉄エムザの2階にFrancFrancがあります。お客様はターゲットにぴったりの女性が多いことに納得できました。1ヶ月に1回模様替えしているか、見せ筋、売れ筋になっているか各確認してみます。

NHK経済羅針盤(1月18日)から
イトーヨーカ堂の亀井淳社長がゲスト、全国180店舗、金沢にはありません。

「何をしたらお客さんに喜んでもらえるか、お客様の目線にたって、お客様がなにを望んでいるかをいつも考えています」とお客様の心に訴えかけることを考えて、いろいろなセールを打っています。

お客様が大入袋を貰って「ありがとうネ」と言ってくれるキャッシュバックセール、円高還元セール、そして不要品下取りセールも企画しました。不要品下取りセールは消費者の財布をゆるめてもらうセールです。

くつ、バック、衣類、コート、スーツを1点1000円で、条件は衣料品を5000円以上購入してもらうことです。一日150点で売上げは3割アップしたそうです。

何割引きと言う割引に慣れている消費者心理を、もったいないという心をうけとるという目線に変えた効果だと思います。同じ割引でも目線を変えるだけで効果違うんですね。

これからの消費者に求められることは、価格にとても敏感、安さの上に価値がないとだめ、食品や衣料のトレーサビリティ情報、新しいイベント、新しい商品、効果的な買い物に興味があるようです。

その他にスーパーをホームセンターに転換、従来は1階食料品、2階衣料品スタイルでしたが、2階をホームセンターに転換しました。
駅前にホームセンターあれば、郊外までいかなくていいと思う、お年寄りがたくさん来るようになりました。

「過去はどちらかというと売り手の論理、私どもが売りやすい方法で売っていれば良かった。でも今は、その地域がどういう業態業種、何を望んでいるかでお店づくりとするという考え方をしなければいけない」

不況の環境の中で、お店作りを消費者の目線で、変えて行く必要があると言う事例です。

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NHK経済羅針盤は、マイクで復活した音響機器メーカー、オーディオテクニカの松下和雄社長でした。
カラオケ用マイクでシェア70%を誇っています。

かつては、レコードプレーヤーのカットリッジで日本一の売上を誇っていましたが、CDが登場するとレコードが衰退、主力商品の売上は落ち込んでいった。
このままでは、会社はつぶれると言う危機感が出て、オーディオ分野以外の機器をつなぐコネクタや食品関係に、ところが販路もなく、技術力もなかった。

もう一度考えると自分たちの得意分野に集中しなければいけないと考えた。

30年前、本物の音を録る音質に自信がありました。しかし先行メーカーが独占し、まったく売れなかった。
どこかマイクを使ってくれるところはないか。
大手メーカーが目を向けていなかったカラオケ店がありました。
マイクにとってカラオケ店は、まわす、ぶつける、床に落とす等、過酷な環境で故障が絶えませんでした。頑丈なマイク作りが始まりました。トップはプラスチックから鉄に、マイクの心臓部内部はゴムを張って衝撃が伝わらないようにした。

オーディオテクニカのマイクは丈夫ということで売上を伸ばしていきました。

また、カラオケで培われた技術があります。それは赤外線の無線マイクです。赤外線は部屋のかべを超えない特長がありますから、総理大臣官邸の会議室の無線マイクにも使われています。

自分たちの得意な分野に集中して成功した事例ですね。

お知らせ
武蔵ビジネスクラブ12月勉強会(武蔵ビジネス塾)の開催案内へ  

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冷凍技術で世界にアビー

NHK経済羅針盤から(2008.10.19)少し古めのネタで申し訳ありません。

アビーの大和田哲男社長(65)でした。鮮度の落ちない冷凍技術で世界から注目されています。
技術戦略です。

冷凍庫が離島を救った。
島根県沖合隠岐諸島、シロイカは天下一品ですが、本州まで50Km、3時間かかり鮮度が劣るため本州産にはたちうちができなかった。
町長「このままだったら、島は自然に滅びていくしかなかった」
4年前アビーの冷凍技術の施設を取り入れ、毎朝鮮度落ちない冷凍庫で冷凍し、全国の大都市に直接販売を行った。3年前の倍の売り上げが上がった。

アビーの冷凍技術は、細胞を壊さない冷凍技術です。
伊勢エビで従来の冷凍とアビーの冷凍を比べてみるとみその色がくすんでいる、あざやか、この違いは細胞に秘密があります。くすんでいるのは細胞が壊れ中の成分が流れています。あざやかな色は細胞の組織がきれいに残っていました。

原理は、水はゆっくり温度を下げると凍らない(過冷却現象)、一定温度を下回ると一瞬で凍らせることができます。
魚や野菜も同じように過冷却、一瞬に凍らせれば細胞はほとんど壊れない。

2008年6月、アメリカの経済誌フォープスにミスター冷凍として紹介された。その技術は世界を変えると評価された。

凄い技術だと思います。エチオピア85%は農業従事、冷凍技術が未熟で野菜、果物の60%を腐らせている。エチオピア政府から国民が食べられるように提案を依頼せれています。

<お知らせ>
武蔵ビジネスクラブ定例会11/21(金)、気軽なビジネス交流会です。参加自由、自分も参加します。

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久々の企業戦略ネタです。少々古いですが、
9月7日のNHK経済羅針盤は、地元石川県の株式会社ぶった農産、佛田利弘社長でした。

7年前、日本ではじめてできた農業株式会社、従業員10名、顧客2万人、売上1億1千万円です。
米や野菜をつくり、これらを農家自ら加工し、直接販売することで儲かる農家を実現しました。

社長、「農家は非常に遅れている分野だと言われているが、工業・商業と同水準の経営手法や経営技術を取り入れるべき」という持論をもっています。

儲かる農家その秘訣、かぶをつけものメーカーに出荷、取引先のつけものがとっても売れている話を聞き、自分もつけものづくりを始めたら、かぶが10倍ちかくの値段で飛ぶように売れた。
加工し、付加価値をつければ、農家も儲けることができることに「気づき」ました。

農業者が商売人になったと批判もされたが、自分で値段をつける、価格形成力をつけることによって計画的な経営ができる。

インターネットが登場すると、いち早く立ち上げ自社製品をネット販売、リクルート活動も行った。また、ミュージシャンを応援する投資ファンド会社、集まったお金でCDを作成する。音楽と農産物、育てるのに変わりないとし、「農家にも投資してくれないか?」コメ対象に1000万円を集める取組も行った。

佛田さんのようにこだわって作っているものは、作品と考えていいのでは、広い意味で農家もアーティスト、配当はお米かお金、目的はお客との関係をつくること、お米を食べてもらうこと。

これからの農業は注目すべきことがたくさんあります。石川の会社がこのような取り組みを行いながら農家の意識改革を行い、日本の農業のあるべき姿を描いていることは素晴らしいことだと感心しました。

ぶったさんとは、15年前に金沢の勉強会で1度お会いして、名刺交換させて頂いた記憶があります。

NHK経済羅針盤は、スバルブランドの富士重工業の森郁夫社長でした。

生き残りのカギは、我々の強みを生かすためには、選択と集中が必要。我々自身で何でもできる状況にあればいいが、そういう状況ではない。我々くらいのサイズの企業にとっては「集中と選択」は非常に大事なこと。
独自性を持った個性のある会社を目指す。

富士重工業の自動車産業の参入のきっかけになった軽自動車を撤退し、水平対向のディゼルエンジンと電気自動車に集中する。

水平対向エンジンは、上下ではなく水平に設計されているため、低重心にでき、安定した走りが実現できる。
環境への負荷が少なく、燃費のいいディーゼルエンジンに独自開発を行い、規制の厳しいヨーロッパで今月から販売する。

電気自動車は他社に先駆け、2009年頃から自治体を中心にある程度の数で発売予定。
電池の小型化により、2人乗りから4人乗りに、充電時間の短縮化で400Vを15分を10分に短縮、走行距離は1回の充電で80キロ。
いまバナジウムをつかう電池の開発で200キロに、2010年代中の実用化を目指している。

価格は300万円台でガソリン車の3倍、オペレーションコストはガソリン車の10分の1になる。
価格の3分の2は電池の価格だそうで、高容量で安全でしかも安い電池が必要になります。

NHK経済羅針盤(7/6)より

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NHK経済羅針盤は、
カラーフィルターで世界シェア25%、青森発のグローバル中小企業の安田昭夫社長でした。

カラーフィルターは、赤、緑、青に光りをあてることで、鮮やかな色をうつし出します。
世界10億台を超えている携帯のカラーフィルターの世界シェア4分の1があります。日本よりも世界で売れています。

人気に秘密は、どんな要望にもこたえること。
社長「あなたの色に染まります。どういう色でも要求ください。ロットがどんな小さくとも私どもは応えますと」
「お金も人も技術もそんなに持っていないから、自分たちが一番汗を流して、苦労する部分で認めてもらって付加価値に変えてもらおう」

多品種少量生産、20枚の注文からはじまる。大手メーカーがやらないところ、すき間の部分を、要するに人が嫌がる部分を強いて、我々の付加価値にしている会社です。

1971年会社を設立、ラジオの部品を製造、最盛期の18年前は社員3,000人以上の会社まで成長しましたが、得意先が経費削減のため、人件費の安いアジアに移したことにより、倒産の危機に陥りました。
そんなときに、安田社長が目をつけたのが、カラーフィルター、大手が得意とするテレビやパソコンではなく、多品種少量生産の携帯向けカラーフィルターでした。

「待っていれば仕事が来る時代は終わったよ、これからは自分で自分たちの飯の種を探して、それで造っていくんだという考え方にかわらなくちゃ」 ←IT経営でも言っています、環境の変化を敏感にキャッチして「気づく」、それに反応する形で常にチャレンジすることですね。←商法

八戸の長男・長女、この地域で食べるには、自分で差別化した技術を何か持って身につけること。
社員の創意工夫で世界シェアを維持しています。提案改善箱、1件100円、年間1,000件以上の改善提案があります。
「提案することは、経営に参加することですから、提案は財産でしょうね。提案がないとダメだと思いますね」←商道

経営者のおもい、志が大切、「お金を残すのは下なり、企業を残すのは主なり、人を育てるは常なり」
←とっても心に残った一言でした。

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